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http://hdl.handle.net/11470/1071
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タイトル: | 素材を用いた環境設定の有用性ー布遊びからみた5歳児の発達ー |
その他のタイトル: | Usefulness of the environmental setting using the material ーThe development of 5-years-old children in the play with the cloth ー |
著者: | 高原, 和子 瀧, 信子 矢野, 咲子 Takahara, Kazuko Taki, Nobuko Yano, Sakiko |
キーワード: | 環境設定 素材遊び(布遊び) 発達 5歳児 幼児期の終わりまでに育ってほしい姿 |
発行日: | 2023年3月28日 |
出版者: | 福岡女学院大学大学院人文科学研究科発達教育学専攻 |
抄録: | 素材を用いた環境設定における5歳児の遊びを観察していると、遊びはじめの単独遊びから他児との協同的な遊びに発展していく様子が多数みられた。また、他児の遊びに触発されて模倣したり、挑戦したりする幼児や、素材を生かした遊びを思考・工夫し独自の遊びに発展させるなど、多様な遊びの展開がみられた。このような幼児の様子から、身近な素材を使った環境設定は、保育内容「5領域」のねらい及び内容を達成できるものと推察された。そこで、身近にある素材を利用した環境設定における幼児の遊びの様子を「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」に視点をおいて分析し、幼児の発達からみた「布」を用いた環境設定の有用性について検討した。その結果、幼児は布の様々な操作とともに多様なからだの動きを出現させ、5歳児としての発達の特徴が認められた。その出現した遊びを「幼児期の終わりまでに育ってほしい姿」の内容で分類すると、すべての項目の内容を網羅することが確認された。よって、「布」を用いた環境設定は、5歳児の発達の視点からみても環境設定としての有用性が示唆された。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11470/1071 |
出現コレクション: | 第11号
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