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タイトル: 生活活動と食生活に関する研究(第3報)2000年度、2001年度における大学生の食生活および生活活動調査
その他のタイトル: A Study on the Living Behavior and the Dietary Life Report 3. The Investigation on the Dietary Life and the Living Behavior of University Students in 2000 and 2001
著者: 岡, 玲子
Oka, Reiko
発行日: 2002年3月31日
出版者: 福岡女学院大学
抄録: 2000年度および2001年度の6月と7月に本学1年生43人に対して食生活および生活活動の調査を行い以下のような結果を得た。1.体格については標準体重から求めた肥満度は平均-3.7で「正常」域にあるが、第2報より低い値であった。BMIの平均値は21.2で、BMIによる肥満度ランクは平均1.7に属し、「正常」に近い「やせ」のランクであった。しかし、BMIが20未満の「やせ」に属する人は全体の42%を占め第1報の37%を上回った。2.生活活動強度ランクは平均1.8で、「やや低い」に近いランクとなった。「低い」と「やや低い」に属する人は全体の79%あった。3.1日のエネルギー摂取量は平均1501kcalで、個人別エネルギー所要量に対する摂取量は平均で318kcal不足していた。なお、全体の79%の人がそれぞれの個人別所要量に対して不足していた。4.基礎代謝量の平均は1246kcalで1日の摂取カロリーが1200kcalにも満たない人が26%あった。5.間食による摂取カロリーが高い人は蛋白質の摂取量が少ない傾向にあることが認められた。6.PFCエネルギー比率は蛋白質が平均13.8%、脂質が平均31%、炭水化物が平均55.2%で、脂質エネルギー比は推奨値20~25%を上回っていた。7.穀物エネルギー比は平均43.2%で推奨値55%をかなり下回った値であった。8.動蛋比は51.8%で、推奨値45%をかなり上回った値であった。9.個人別所要量に対する食物繊維、カルシウム、鉄、マグネシウム、亜鉛、銅、ビタミンC、ビタミンDの摂取量の不足が目立った。10.摂取食品数は21.5品目で、個人別の食品摂取基準値に対して種実類、いも類、大豆製品、果実類、野菜類、海草、魚介類、乳類の摂取量の不足が目立った。11.エネルギー消費量の平均値は1943kcalで、各個人のエネルギー消費量に対する摂取量の過不足をみると平均で418.6kcal摂取量が不足していた。摂取量が消費量を下回っていた人は全体の79%あった。12.一人当たりの平均運動時間は17.4分で運動エネルギーは平均102.4kcalと低い値で、運動不足が目立った。13.睡眠時間の多い人ほど動物性脂質の比率が高い傾向が認められ、睡眠時間の多い人ほどビタミンB_2、カリウム、マグネシウム等の栄養素が不足する傾向が認められた。14.消費エネルギーの低い人ほど脂質エネルギー比が高い傾向が認められ、消費エネルギーの高い人ほど大豆製品をよく摂取している傾向が認められた。15.運動をよくする人ほど食物繊維や、マグネシウムなどの摂取量が多い傾向にあることが認められた。16.栄養・運動診断の総合判定を100点満点として採点すると、平均53.9点であった。
URI: http://hdl.handle.net/11470/322
出現コレクション:第3号

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