福岡女学院学術機関リポジトリ >
福岡女学院大学 >
紀要論文 >
福岡女学院大学短期大学部紀要 英語英文学 >
第40号 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/11470/510
|
タイトル: | フォーマルからインフォーマルへ : 中国人留学生の日本語発話資料に見られる言語接触 |
その他のタイトル: | From formal to informal : Language contact in Japanese oral discourse of chinese exchange students |
著者: | 浅田, 浩文 Asada, Hirofumi |
キーワード: | 言語接触 フォーマル インフォーマル 「テイル」 「テ(イ)ル」 |
発行日: | 2004年3月 |
出版者: | 福岡女学院大学短期大学部 |
抄録: | 本研究は、言語接触の観点から、本国でのフォーマルな日本語学習から日本というインフォーマルな日本語環境に接触した中国人留学生4名を対象に、語彙の音便化や縮約について、縦断的に調査したものである。その結果、明らかになったことは、以下の通りである。1.音便化に関して、日本人大学生と同様に、中国人留学生の発話の中で相対的に使用頻度が高いものとして「あんまり」「やっぱり」があるが、日本人大学生とは対照的に、中国人留学生に使用されていないものとして「わかんない(かった)」「ばっかり」がある。2.縮約形について、日本人大学生の発話の中では、語末<-Ro>が頻繁に省略されているのに対して、中国人留学生の発話には、その傾向がまったく見られない。3.その他、アスペクトに関して、日本人大学生の発話の中では、「テイル」より「テ(イ)ル」が多用されているが、中国人留学生の発話では、最初に「テイル」が使用され、滞日期間が長くなるにしたがって「テ(イ)ル」が混用されている。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11470/510 |
出現コレクション: | 第40号
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|