福岡女学院学術機関リポジトリ >
福岡女学院看護大学 >
紀要論文 >
福岡女学院看護大学紀要 >
第10号 >
このアイテムの引用には次の識別子を使用してください:
http://hdl.handle.net/11470/939
|
タイトル: | 看護学生が基礎看護学実習を通して体験した ヒューマンケアリングの分析 ;実習目標の違いによる比較 |
その他のタイトル: | Experience of“ Human Caring” in the Clinical Practice of Fundamental Nursing; Comparisons of Students’ Perspectives before and after Modifying the Objectives. |
著者: | 吉武, 美佐子 星, 美和子 藤川, 真紀 吉野, 拓未 西田, 裕子 Yoshitake, Misako Hoshi, Miwako Fujikawa, Maki Yoshino, Takumi Nishida, Yuko |
キーワード: | 基礎看護学実習 ヒューマンケアリング 看護学生 |
発行日: | 2020年3月 |
出版者: | 福岡女学院看護大学 |
抄録: | 〔目的〕2年次の基礎看護学実習における実習目標や内容の変更により、学生のヒューマンケアリング体験にどのような相違があるのかをレポート内容の比較により分析する。
〔方法〕基礎看護学実習において「体験したヒューマンケアリング」というテーマで書かれ、2015年度と2016年度に提出されたレポートをテキストマイニングの手法を用いて分析した。分析ソフトには、Text Mining studio Ver.6.1(数理システム)を使用した。
〔結果〕2015年度及び2016年度の基礎看護学実習で共通していたのは、患者とコミュニケーションをとる中で体験したヒューマンケアリングであった。2015年度は、主に清潔の援助やコミュニケーションを通した場面で、かつ自分の実践したことからの学びに偏るのに対し、2016年度は、自分の体験に留まらず看護師のシャドーイングによる看護場面の客観的な観察からも学びを得ることがで
きていた。
〔考察〕2015年度の学生は、患者との直接的な関わりからヒューマンケアリング体験を捉えているが、2016年度の学生は多岐に渡る様々な体験からヒューマンケアリングを考察していた。2016年度の学生は、「ヒューマンケアリング」を場面として感じ、それが何であるのかを考え言語化しよう
と試みることで、概念としても捉えようとしている姿が窺えた。
〔結論〕基礎看護学実習における「ヒューマンケアリング」概念の考察という点においては、モデ
リング(シャドーイング)は有効であることが改めて確認できた。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11470/939 |
出現コレクション: | 第10号
|
このリポジトリに保管されているアイテムは、他に指定されている場合を除き、著作権により保護されています。
|