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http://hdl.handle.net/11470/946
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タイトル: | 術直後の看護場面におけるシミュレーション教育の実践と評価 |
その他のタイトル: | Practice and Evaluation of Simulation-Based Education Focused on an Immediate Postoperative Nursing Observation |
著者: | 豊福, 佳代 八尋, 陽子 藤野, ユリ子 吉川, 由香里 青木, 奈緒子 松井, 聡子 Toyofuku, Kayo Yahiro, Yoko Fujino, Yuriko Yoshikawa, Yukari Aoki, Naoko Matsui, Satoko |
キーワード: | 周術期看護 シミュレーション教育 学習満足度 |
発行日: | 2021年3月 |
出版者: | 福岡女学院看護大学 |
抄録: | 〔目的〕術直後看護場面におけるシミュレーション教育に対する学生の評価と学習満足度、学習意欲を明らかにし、今後のシミュレーション教育の課題を検討する。
〔方法〕演習「術直後の観察」に参加し、演習後アンケートに回答し研究協力の同意が得られた看護大学3年生92 名を対象とした。シミュレーションは胃切除術後患者の観察場面とし、1G(グループ)5 名で3G 1組に1 台の術後患者( シミュレーター) を設置した。各組ファシリテーター1 名、各会場デブリーファー1 名を配置し、シミュレーションは術後30 分の観察を2 回、120 分後を1 回実施、各回デブリーフィングを行った。各組学生
1 名が実施した。調査は①演習デザイン評価、②学生の満足度と自信度、③学習意欲に関する評価質問紙を用い、演習後に各学生が回答した。全て5 段階評価で同意が得られる程高得点となる。分析は記述統計を行った。
〔結果〕①演習デザイン評価の要素は平均点が高い順に「サポート」「目的の理解/ 情報提示」「忠実度」「問題解決過程の活用」「フィードバック/ リフレクション」であった。②学生の満足度と自信度では、自信度の得点が高かった。③学習意欲に関する評価は、「注意」「関連」「満足」の順に平均点が高く、「自信」が最も低かった。
〔考察〕演習の意図や目的を理解し、術直後看護場面のイメージ化に有効であった。一方サポートを受けた認識はあるが「問題解決過程の活用」や「フィードバック/ リフレクション」、「自信」の点数は低かった。デブリーフィングの再検討および、この経験を学習の動機付けとして実習前タスクトレーニングに繋がる働きかけの必要性が示唆された。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11470/946 |
出現コレクション: | 第11号
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