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http://hdl.handle.net/11470/956
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タイトル: | シミュレーション教育を活用した看護英語プログラム開発の試み |
その他のタイトル: | Developing a Nursing English Program Using Simulation-Based Learning |
著者: | ポーター, マシュー 吉川, 由香里 藤野, ユリ子 ウィア, ケヴィン Porter, Mathew Yoshikawa, Yukari Fujino, Yuriko Weir, Kevin |
キーワード: | 看護英語教育 シミュレーション教育 カリキュラム開発 English for nursing simulation-based education curriculum design |
発行日: | 2022年3月 |
出版者: | 福岡女学院看護大学 |
抄録: | 〔目的〕本報告では、看護教員と英語教員が連携し開発したシミュレーション教育を用いた看護英語プロ
グラムの課題を明確にし、今後のプログラム開発への示唆を得ることを目的とする。
〔方法〕A看護大学 2 年生17 名を対象に「English for NursingⅡ」において事前課題として市販のeラー
ニング学習と 3 場面のシミュレーション教育(日本語と英語)を実施した。その後プログラムに関する評
価として①演習のデザイン、②学生の満足度と自信、③看護英語に対するプログラムの効果、④学習意欲、
⑤自由記述のアンケート調査を実施し、分析した。
〔結果〕プログラムの演習デザインでは「サポート」「フィードバック/リフレクション」に関する評価が
高く、学習における満足度と自信では、「自信」に関する評価が高かった。学習意欲に関する評価では、「注意」
が高く「自信」に関する評価は低かった。自由記述では、教員間での「矛盾」や事前課題とプログラム内
容の乖離に戸惑いを感じ、「難しい」と感じていた。しかし、シミュレーション教育の導入により「反復練習」
ができ、「新鮮で楽しい」と評価しており、他の科目での「つながり」を実感していた。
〔考察〕今回開発したプログラムは、魅力ある教育環境と方法であったことがわかった。しかし、学生の
看護英語に対する自己肯定感が低く、自信に繋がりづらいこと、教員間の意見やアドバイスの矛盾やeラー
ニング教材とプログラム内容との乖離などが明らかとなった。今後は学生の自己肯定感の向上を目指すべ
くプログラムの評価指標を見直すこと、教員間の均一性を図り、プログラム内容に即したeラーニング教材
を作成し、乖離をなくすことが必要である。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11470/956 |
出現コレクション: | 第12号
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