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タイトル: 学生のボランティア活動推進のための教員および大学の役割 -熊本地震復興支援ボランティア活動から考える(第2 報)-
その他のタイトル: Roles of teacher and universities to promote student volunteer activities Thinking from Kumamoto Earthquake Reconstruction Support Volunteer Activities( No. 2 )
著者: 酒井, 康江
丸山, 智子
森谷, 由美子
松尾, 和枝
Sakai, Yasue
Maruyama, Tomoko
Moriya, Yumiko
Matsuo, Kazue
キーワード: 熊本地震
復興支援
大学生
ボランティア活動
ボランティアセンター
Kumamoto Earthquake
Reconstruction Assistance
College Students
Volunteer Activities
Volunteer Center
発行日: 2022年3月
出版者: 福岡女学院看護大学
抄録: 〔目的〕ボランティア活動の体制づくり強化と成果がみえる活動とするために本学に何が必要なのか、 熊本応援したかっ隊の2018年 4 月から2019年 3 月までの活動を振返りながら、教員と大学の役割につ いて考える。 〔方法〕受入団体の協力のもと、自ら参加を希望したA大学とB大学の学生が長期休暇中に熊本地 震後の復興支援を行った。その内容をまとめた活動報告書の第 3 報(2018年度)と第 4 報(2019年度) を用いて活動を振返った。協力団体には組織名や活動写真(顔は非公開)を掲載することについて文 書にて許可を得た。 〔結果〕学生は一貫して自ら気づき考え実行することを念頭に健康学習会開催等行った。教員は学生 の相談にのり指導・助言を行うとともに、失敗しても行動したことを賞賛し、ともに喜ぶ関りを意識した。 大学は必要書類の受理により活動を認めるとともに本活動を文部科学省に報告した。2018~2019年度 の新規事業は学生による日帰り熊本支援チームくまモンや大学祭での熊本支援、現地の講師陣による レクチャーや全国学生ボランティアフォーラムへ参加、教員によるボランティア活動参加誓約書作成 や外部資金獲得があった。 〔考察〕教員の役割は学生の力を信じて待つこと、失敗しても頑張りを認め共に喜ぶことである。また、 学生の自発的な活動につながるよう教員が活動のきっかけをつくることも必要である。そのために日 頃からアンテナを張り外部と接点をもつことが求められる。専門家や当事者の話しが聞ける機会を設 けたり、他大学の学生と交流できる場を紹介する。今後、学生とともに外部資金獲得やルール作りを 行う。 大学の役割として、学生のボランティア活動へ財源を確保すること、社会連携推進センターに専属 の職員を配置すること、大学全体で学生のボランティア活動に理解と協力が得られるようなしくみづ くりを行うこと、安全確保のためにルール作りをすることがあげられる。
URI: http://hdl.handle.net/11470/958
出現コレクション:第12号

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