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http://hdl.handle.net/11470/959
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タイトル: | Peak Bone Massの獲得を目指すための行政・小学校と連携したプロジェクトの報告 |
その他のタイトル: | RReport on a project in collaboration with government and elementary schools to help children gain maximum bone mass during their growing years |
著者: | 松尾, 和枝 緒方, 智美 光安, 梢 山田, 小織 酒井, 康江 Matsuo, Kazue Ogata, Tomomi Mitsuyasu, Kozue Yamada, Saori Sakai, Yasue |
キーワード: | Peak Bone Mass(最大骨) 健康づくり 学校保健 地域保健 連携システム |
発行日: | 2022年3月 |
出版者: | 福岡女学院看護大学 |
抄録: | 〔目的〕本研究は、2015年よりA市内のA小学校で、児童がPeak Bone Massを獲得することをねらいに
したプロジェクトを実施し、行政や小学校と協働した健康管理システムの開発を目指した。本稿では、 6
年間のプロジェクトの経過と評価について報告する。
〔方法〕2015年から2020年までの 6 年間、児童に年に 1 ~ 2 回の身体計測と 1 週間の生活習慣の調査を実
施し、それらの結果を個人票としてFeed Backするプログラムを作成し、児童の発達段階や発達課題に応
じた保健学習の機会を設けた。それらの活動は全て、学校や行政と協働して実施した。
活動の評価は、プロジェクト開始年の2015年度の 6 年生の実態と、2020年度の 6 年生の実態で評価する。
〔結果〕2015年(非介入時)と2020年(介入群)の 6 年生の児童の身体計測結果の比較では、身長や体重、
肥満度では有意な差はなく、骨密度は、女子で有意な差を認めた。生活習慣行動は、介入による効果は認
められなかった。児童、保護者、教職員は、プロジェクトの活動を評価し、小学校はプロジェクトの存続
を決めた。
〔考察〕児童のPBMを獲得するための保護者・学校・行政が連携した健康支援活動は、実施の可能性と
効果が期待できることが明らかとなった。児童の知識や意識を高めることはできたが、生活習慣行動の変
容には至らなかった。引き続き、学校や保護者と連携協働しながら、児童のヘルスリテラシー、コンピテンシー
の醸成が今後の課題である。 |
URI: | http://hdl.handle.net/11470/959 |
出現コレクション: | 第12号
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